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    パーソン・オブ・インタレスト シーズン1 「加害者であれ被害者であれ、マシンがリストアップした
     ターゲットは必ず見つけ出す」


    犯罪捜査ドラマだが他と一線を画しているのは、犯罪を未然に防ぐという点。
    全体を通して描かれるストーリーや謎もあるが、基本的には1話完結。
    シーズン1は全23話。ハラハラドキドキしつつも、爽快になれる作品。
    主人公リースの無双っぷりがカッコイイのだが、なぜか笑える。
    影がありつつも可愛らしいおじさまキャラたちも魅力的だ。
    ■ストーリー
    元CIA工作員のリースは、ある事件で命を落としたことになっていたが、人知れずホームレスに身をやつして
    ニューヨークを徘徊していた。愛する元婚約者を守ることができなかったことから人生に絶望し、自暴自棄に
    なっていたのだ。

    一方、謎の億万長者フィンチは、ある任務を共に遂行できるパートナーを探していた。911をきっかけに
    フィンチが開発した、国内のあらゆる監視装置から収集した情報を分析して将来のテロ攻撃を察知するマシン。
    現在そのマシンは政府に極秘管理されている。マシンが察知するのはテロ攻撃だけではない。一般市民が
    巻き込まれる事件も事前に察知するのだが、政府はそれを"無用な犯罪"と認識し、何の対応もしていなかった。

    犯罪が起こり、巻き込まれる人物が死ぬかもしれないと分かっていながら、それを無視し続けることに
    疑問を抱いたフィンチは、政府の目を盗みマシンから"無用な犯罪"に関わる可能性のある人物の社会保障番号
    を入手し、それを元に犯罪を未然に防ぐ任務を遂行しようと考えていた。

    そんなフィンチにリクルートされたリース。最初はフィンチの話を信じなかったものの、マシンの能力を
    目の当たりにしたことによって、フィンチの任務に手を貸すことに…。

    二人は新たにマシンに探知された犯罪を未然に防ぐことができるのか…。


    ■主観的レビュー
    設定はややこしく感じられるが、要は「犯罪を未然に防ぐことが任務」「マシンのことを人に知られたらダメ」
    というところだけひとまず押さえてもらえれば良いかと思う。

    マシンを管理する政府関係者から命を狙われたり、マシンの存在を知らない正義感の強い刑事から犯罪者
    として追われたり、過去の出来事が現在に繋がってきたり、マシンを悪用しようとする人物が現れたりと、
    複雑な人間関係、伏線が混在しているので、様々な角度から楽しめるドラマだ。

    マシンは犯罪に巻き込まれる可能性が高い人物をリストアップするわけだが、その人物が加害者なのか
    被害者なのかは途中まで分からない。彼もしくは彼女を救うべきなのか、制裁を加えるすべきなのか、
    という点も毎回ハラハラドキドキさせられる。

    主役のリースとフィンチが暗い過去を背負っていて、それが作品の雰囲気にも影響を及ぼしているので、
    初めのうちは陰鬱な空気が漂っている。
    コメディ要素・恋愛要素はあまりなく、リースがクール&ハードボイルドに悪と戦い、フィンチがIT技術を
    駆使してリースをサポートするという流れがメイン。
    しかし、次第にリースとフィンチの間に奇妙な友情が芽生えたり、二人を陰ながらサポートしてくれる
    キャラクターが加わったりと、徐々に微笑ましい要素、温かみのある要素が増えていく。

    私自身、最初は「微妙かも?」と思ったが、後半になってキャラクターに感情移入できるようになると
    「面白い!」と感じられるようになった。若年層のキャラがあまり登場しないので、平均年齢が高め。
    しかしながら、不器用だがどこか憎めない、おじさまキャラたちが心をくすぐる。

    シーズン1最終話で新たな展開があるので、これからどう転がっていくか分からない作品ではあるが、
    試しに数話観ても損はないと思う。
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