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    グレイズ・アナトミー シーズン1 「このうち8人は楽な専門に移り、5人はプレッシャーに
    押しつぶされ、2人は追い出される」


    キタキタと思う人もいるだろう。アメリカでは『ER』と並ぶ人気の医療ドラマ。
    しかし、『ER』よりもぶっ飛んでいる。医療シーンもさることながら、医師たちの私生活
    振りがぶっ飛んでいるのだ。ゴチャゴチャした恋愛模様が描かれるが、後味は悪くない。
    笑いあり涙あり、感情のアップダウンが激しい作品。シーズン1は全9話。

    ■ストーリー
    シアトルグレイス病院でのインターン生活が始まる朝、自宅で目覚めたメレディスはベッド脇に素っ裸で
    眠る男性の姿を発見する。前夜、バーで知り合った男性と、自宅で一夜を過ごしたメレディス。
    気まずさのあまりその男性・デレクを家から追い出し、急いで職場である病院へ駆け付ける。
    不安と期待の中インターン初日を迎えたメレディスだったが、バーで出逢ったデレクと病院内で再会。
    なんと彼はメレディスの上司だった…!
    波乱に満ちた初日のシフトを、メレディスは無事乗り切ることができるのか…。

    ■主観的レビュー
    アメリカで、シーズン1最終話放送時は、「街から人が消えた」とも言われた人気ドラマ。
    キャストの入れ替わりが激しいせいか、徐々に視聴率は低下しているものの、その人気は未だ健在だ。

    最初に、アメリカで医師になるための一般的な道のりについて説明する。

    4年制の大学で基礎学科(物理や生物学等)または医学進学過程を専攻
    ↓学士号取得
    医科大学入学試験(MCAT)受験

    4年制のメディカルスクールに入学
    ↓医学博士の学位を得る
    合衆国医師免許試験(USMLE)を受験
    ↓合格すると基本的な処置や診療を行えるようになる
    インターンシップ(1年)開始

    レジデント(研修医)3~6年

    アテンディング(主治医、医局員)、フェローシップ(特別研究員)
    ※インターン~フェローまで都度試験実施

    3~10年に及ぶフェローシップの後、専門科認定試験に合格すれば、より高度な医療行為を行うことができ、
    州認定の医療スタッフになれるという流れだ。

    この作品のシーズン1・第1話では、主要キャストのインターンシップ初日が描かれる。
    つまり、メレディスたちインターンは、すでに20代半ばという設定だと念頭に置いていただきたい。
    長い長い学生生活を終え、ようやく一人前の医師になるための実地訓練が始まる段階。

    インターンから、手術の執刀を任されるまでには、さらに数年掛かる。
    なんて長い道のりだろうと思うが、人の命を預かる医師になるにはこれくらいの試練が妥当なのだろう。
    「医師になりたい」その夢を叶える代償に、人の生き死にを左右する重圧と責任を背負うことになる。
    そんなインターンたちの葛藤と、ドタバタな私生活模様が描かれるのが、シーズン1でのお話。

    今秋からアメリカでシーズン10の放映が開始されるが、当初インターンだった登場人物たちも
    今や立派なアテンディングになって、インターンやレジデントたちを教育している。
    ただし、冒頭に書いたように、「このうち8人は楽な専門に移り、5人はプレッシャーに押しつぶされ、
    2人は追い出される」という厳しい道のりがメレディスたちの前には待ち構えている。
    シーズン1でインターン初日を迎えた彼らのうち、生き残るのは誰か。

    まずは、シーズン1のまだまだ初々しい彼らの姿を温かく見守ってもらいたい。
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